コピーライターは売り手と買い手のコミュニケーションを文字で仲介する役割を持っています。

ときにコピーは商品を本来の魅力以上のものに見せるためにある(いわゆる誇大広告でしょうか・・・)と言われることもありますが、本来の役割は「商品の魅力を限りなく100%伝える」ことにあります。
そもそもコミュニケーションとは誤解の起きやすいものです。

▼持っている知識
▼生い立ちや文化
▼常識
▼言葉
▼今までの経験

こういったものは各々によって異なります。同じ言葉でも解釈は違いますし、国が違えば文化も常識もまったく異なるのです。


そして、コミュニケーションの齟齬から起こるさまざまな誤解によって、商品の魅力は意図したとおり伝わらなくなります。

例えば、「たったの2,000円」と伝えても「すごく安い」と感じる人もいれば、「標準ラインがわからない」と思う人もいるし、「実は後から追加費用がかかるんじゃないか」と疑う人もいるわけです。

そうであれば、コピーライターは

・業界の標準的な価格、類似商品と比べての価格の優位性
・追加費用が一切かからないこと

などを伝えなければいけません。もし、誤解を抱えたままの人がいれば、その人は商品を買ってくれないでしょう。そして、買い手は本来商品が備えているはずの魅力、提供できる効用を理解できないまま普段の生活に戻ってしまうのです。



もし、あなたがコピーを書くなら、見込み客に対して商品の魅力が100%伝わるように細心の注意を払って言葉を選ばなければいけません。誤解を生まない表現、予想される疑惑や反論への対処、類似商品と比べて優れた点などなど。

決して商品の良さを水増しするわけではないのです。100%引き出して伝えることが、そもそも難しいと認識しておくのが大事でしょう。



Leave a Reply.

    Author

    Yoshihiro Mashiyama

    広告、セールスプロモーション、コピーライティングなどを経験。リスティング、ウェブバナー、印刷広告、DM、FAXDM、メルマガなど、あらゆるダイレクトレスポンス媒体を用いてマーケティングを行う。

    Archives

    November 2010
    October 2010
    September 2010
    August 2010
    July 2010
    June 2010
    May 2010

    Categories

    All
    リサーチ
    プロモーション
    コピーライティング
    マーケティングリサーチ
    その他