セールス経験がある人はマーケティングでも力を発揮する、なんて話を聞いたことはないでしょうか?

マーケティングといっても業務内容は多種多様ですが、その基本的な役割はモノを売ること。広告にしろ販促活動にしろ、「どうして顧客は買ってくれるか」を知らなければモノを売ることはできません。
セールス経験のある人は

・顧客がなぜ買うのか、どんなところに魅力を感じているのかをよく知っている

・どんな言葉を使えば売れるのか、購買心理を知っている

といった点で、通常のマーケターより優れているのです。


■現場感

これはまさに現場感。なぜ買うのか、どんな言葉が響くのか、これを知っていればコピーライティングに困ることはありません。リスティングの広告文もバナーのデザインも、どんなことを書けばいいか迷うことは無いのです。


これは、いくらクリック数やコンバージョン数のような数値を睨んでいても得られないものです。PCに向かってずっと広告を運用している人は、広告運用の知識やテクニックは得られるかもしれませんが、現場感という厚い壁を越えることはできません。

もちろん、セールス経験が必須なわけではありません。とにかく、経験の有無にかかわらず、マーケターも顧客と接して現場感を養うことが重要だということです。


■現場感が付加価値を生む

広告運用のテクニックや知識は、ある程度情報がオープンになった現在では大きな差別化要因にはなりません。テクニックや知識で争っても、最終的には過当競争に陥ります。本当に価値を生み出す人は顧客との接触、調査を怠らないのです。


もしあなたが顧客と実際に会ったり、喋ったりしたことがないのであれば、今すぐ実践すべきです。マーケティングの良いアイデアがたくさん出てくるでしょう。



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    Yoshihiro Mashiyama

    広告、セールスプロモーション、コピーライティングなどを経験。リスティング、ウェブバナー、印刷広告、DM、FAXDM、メルマガなど、あらゆるダイレクトレスポンス媒体を用いてマーケティングを行う。

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