ビジネスをしている人で、ビジネス書を全く読まないという人はあまりいないでしょう。でも、読んだ本の内容が定着するまで読み返したり、まとめたり、対外発信してみたりという人は非常に少ないです。おそらく読んでいる人のうち、数パーセントといったところでしょう。

読書の目的は何かしらの知識を得て、実践できるようになるということですから、目的に照らしあわせれば、ひたすら多読を繰り返すよりも、読み返す時間を確保した方が効果的です。でも、多くの人はそれをやらず、読んでお終いにして結局に身につかないという状態なのです。

この、読み返すという簡単な作業によって読書の効用は大きく変わってきます。これと似たような話で、小さな努力の差が大きな結果の差を生み出すことが往々にしてあると思うのです。

ほんの小さなことが、大きな成果の差に繋がるとしたら・・・

例えば新規事業立ち上げの際、競合のこと、過去の事例のことなど、インターネットを使えばいくらでも調べられます。

見込み客がどんな悩みを抱えているか、QandAサイトを使えば事前に調べられます。

でも、こういったことをめんどくさがってやらない人が大勢います。以前はマーケット調査、グループインタビューなどがなければわからなかったことも、インターネットである程度の仮設検証ができるようになったのにも関わらずです。


また、例えば営業手法の開発にしても、過去にいろいろな人が試した方法はたくさんの本になって出ています。ゼロからPDCAを回さなくても、本を読みさえすればある程度の型の知識を持って取り組めるのです。しかし、実際には暗中模索で進める方も多く、成長を鈍化させる原因になっています。


なお、これらのことからもわかるように、努力量と成果は比例関係ではありません。ひたすら本を読んだり、事前に下調べをせずにひたすら考え続けたり、ゼロからPDCAをまわしたりといった努力をしても、成果には繋がらないのです。


逆に、ちょっとした他の人がめんどくさがってやらないことをやるだけで、大きな差別化を生み、成果が出ることがあります。


この点に着目してみて、時間の投資方法を変えてみるのもおもしろいと思うのです。


※少し話はそれますが、ネットで調べれば最新のウェブマーケティング事情についてはかなり調べることができます。リスティング、SEO、ソーシャルメディア、グルーポン、これらは本を読むよりも圧倒的に早く、たくさんの情報がネットに流通します。

ウェブマーケ担当なら情報には敏感でいたいもの。でも、読書読書と勉強方法を周りとあわせて限定しているうちは、なかなか



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    Yoshihiro Mashiyama

    広告、セールスプロモーション、コピーライティングなどを経験。リスティング、ウェブバナー、印刷広告、DM、FAXDM、メルマガなど、あらゆるダイレクトレスポンス媒体を用いてマーケティングを行う。

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