今回は具体的に、ネットマーケティング会社が成果報酬型を取り入れる方法についてお伝えしたいと思います。また、その効用について具体的に触れたいと思います。
具体的な例を示したほうが良いと思うので、(1)ネット広告販売会社 (2)SEO業者 (3)リスティング代行業者 の3つについて書きます。
■ネット広告販売会社
通常は広告枠をできるだけ高い値段で売り、マージンで稼ぐというのが販売会社の利益獲得方法です。が、あえてコンバージョン数を成果とした成果報酬とします。
すると、販売会社としてはマージンが取れる枠ではなく、少ない費用 でより多くのコンバージョンが取れる枠を顧客に提供するようになります。そのために、顧客がどんな属性の見込み客を集客したいのか、それを集客するためにはどんな媒体が最適かを販売会社側がしっかりと勉強する必要が出てきます。
また、パフォーマンスを向上させるためにバナー画像の改善、ランディングページの改善にも関わる必要があります。もちろん、関わればそれなりの工数が発生しますが、コンバージョンが増加すれば見合った収益をあげられます。
■SEO
現在は顧客から指定されたキーワードで検索順位上位を獲得し、その対価を受け取るのが一般的です(例えば10位以内なら○○円といった具合に)。
しかし、コンバージョン数による成果報酬にすることで、「どのキーワードで上位を取るのが一番費用対効果が高いか」をリサーチする必要が出てきます。具体的にはリスティングでテストマーケをしたり、アクセス解析ツールで過去の傾向を調べたりするでしょう。
すると、「希望したキーワードで上位をとったはいいけど、ぜんぜん売り上げにつながらない」ということが無くなります。また、売り上げにつながるキーワードで上位表示しているわけですから、SEO業者としても顧客との長い付き合いが見込めます。
■リスティング代行業者
リスティング広告運用金額の20%をフィーとして受け取る、というのがリスティング業者の一般的な報酬体系でした。しかし、これはコンバージョンを取らなくても、コンバージョン単価を下げる努力をしなくても、受け取る報酬は変わらないということです。
コンバージョン数を成果とした成果報酬にすると、当然ながらコンバージョン数を向上させなければいけません。今まで以上に運用精度を上げる必要がありますし、コンバージョン単価を下げないと予算をすぐに消化してしまいます。
今までは予算の20%が報酬の最大値でしたが、コンバージョン数による成果報酬にすることでより大きな報酬が期待できるかもしれません。また、即キャッシュになるようなビジネスであれば、ペイする限りは制限なくリスティング広告を運用できます。
■100万円稼ぐのに10万円を投資することを嫌がるクライアントはいない
これは業種問わずですが、成果報酬にすることの大きなメリットを1つ。コンバージョン数による成果報酬は、クライアントにとっても安心できる報酬体系です。1コンバージョンあたりの利益を知っていれば、いくら報酬を支払って良いかもわかります。
つまり、セールスがしやすくなるのです。競合と同じような報酬体系、同じような商品ラインナップであれば、やはりコモディティ化します。最後は価格競争に陥ってしまいます。しかし、成果報酬を取り入れることにより、競合他社とは違うポジショニングをとれます。
「当社は他社と違って、お客様の利益に基づいた提案をします」というポジションをとれるのです。
これは似たような料金体系、商品ラインナップを取るあまり、コモディティ化しつつあるネットマーケティング業界では大きなことでしょう。
成果報酬を取り入れることは非現実的である、コンバージョンあたりの許容単価が低い会社は相手にできないなど、さまざまな意見もあると思います。ただ、今後ネットマーケティング会社が生き残るために、ほかとは違うポジションをとるということも重要なのではないでしょうか。
■ネット広告販売会社
通常は広告枠をできるだけ高い値段で売り、マージンで稼ぐというのが販売会社の利益獲得方法です。が、あえてコンバージョン数を成果とした成果報酬とします。
すると、販売会社としてはマージンが取れる枠ではなく、少ない費用 でより多くのコンバージョンが取れる枠を顧客に提供するようになります。そのために、顧客がどんな属性の見込み客を集客したいのか、それを集客するためにはどんな媒体が最適かを販売会社側がしっかりと勉強する必要が出てきます。
また、パフォーマンスを向上させるためにバナー画像の改善、ランディングページの改善にも関わる必要があります。もちろん、関わればそれなりの工数が発生しますが、コンバージョンが増加すれば見合った収益をあげられます。
■SEO
現在は顧客から指定されたキーワードで検索順位上位を獲得し、その対価を受け取るのが一般的です(例えば10位以内なら○○円といった具合に)。
しかし、コンバージョン数による成果報酬にすることで、「どのキーワードで上位を取るのが一番費用対効果が高いか」をリサーチする必要が出てきます。具体的にはリスティングでテストマーケをしたり、アクセス解析ツールで過去の傾向を調べたりするでしょう。
すると、「希望したキーワードで上位をとったはいいけど、ぜんぜん売り上げにつながらない」ということが無くなります。また、売り上げにつながるキーワードで上位表示しているわけですから、SEO業者としても顧客との長い付き合いが見込めます。
■リスティング代行業者
リスティング広告運用金額の20%をフィーとして受け取る、というのがリスティング業者の一般的な報酬体系でした。しかし、これはコンバージョンを取らなくても、コンバージョン単価を下げる努力をしなくても、受け取る報酬は変わらないということです。
コンバージョン数を成果とした成果報酬にすると、当然ながらコンバージョン数を向上させなければいけません。今まで以上に運用精度を上げる必要がありますし、コンバージョン単価を下げないと予算をすぐに消化してしまいます。
今までは予算の20%が報酬の最大値でしたが、コンバージョン数による成果報酬にすることでより大きな報酬が期待できるかもしれません。また、即キャッシュになるようなビジネスであれば、ペイする限りは制限なくリスティング広告を運用できます。
■100万円稼ぐのに10万円を投資することを嫌がるクライアントはいない
これは業種問わずですが、成果報酬にすることの大きなメリットを1つ。コンバージョン数による成果報酬は、クライアントにとっても安心できる報酬体系です。1コンバージョンあたりの利益を知っていれば、いくら報酬を支払って良いかもわかります。
つまり、セールスがしやすくなるのです。競合と同じような報酬体系、同じような商品ラインナップであれば、やはりコモディティ化します。最後は価格競争に陥ってしまいます。しかし、成果報酬を取り入れることにより、競合他社とは違うポジショニングをとれます。
「当社は他社と違って、お客様の利益に基づいた提案をします」というポジションをとれるのです。
これは似たような料金体系、商品ラインナップを取るあまり、コモディティ化しつつあるネットマーケティング業界では大きなことでしょう。
成果報酬を取り入れることは非現実的である、コンバージョンあたりの許容単価が低い会社は相手にできないなど、さまざまな意見もあると思います。ただ、今後ネットマーケティング会社が生き残るために、ほかとは違うポジションをとるということも重要なのではないでしょうか。