広告運用について卓越した企業というのは、各広告の売上への寄与というものを大変細かく見ています。

それはどの広告がどのくらいコンバージョンを獲得したか、というレベルではありません。そのコンバージョンがどのくらいの売上に繋がったかというところまで見ているのです。

あなたも、そのぐらいレベルの広告運用を行っていますか?

コンバージョンの価値は等価ではない

あなたもお気づきだと思いますが、コンバージョンの価値は等価ではありません。

例えば
(1)小売業
どの製品を買ったか、何点買ったかによって売上や利益率は変動します。広告出稿先によってどんな商品が買われているか、傾向があるかもしれません。

また、製品によってはリピート性もあるでしょう。

この傾向が明確に出るのはリスティング広告です。キーワードによって見込み客のニーズは異なります。非常に購買単価が高いキーワードというものが存在するかもしれません。



(2)仲介業
不動産賃貸仲介や人材紹介というのは、たいてい登録が無料です。つまり、コンバージョンだけでは売上が発生しません。登録をしたあとに実際に紹介できたかどうかによって売上が決まります。

極端な話、いくらコンバージョンしても成約に結びつかないのでは意味がありません。コンバージョンが稼げていても、売上に繋がらないのであればその広告は出稿しないべきです。

リスティング広告ならキーワードごとにこの傾向を把握する必要があるでしょう。


もしもあなたが単一商品のみを扱っているのであれば、こういった悩みはあまりないかもしれません。が、そういった商売は稀でしょう。たいていは購買単価や購入期間、継続性や成約率に変動があるはずです。


広告運用に卓越した企業というのは何も特別なことをしているわけではなく、1つ1つの広告において細かく売上や利益率などの指標を見ているのです。これぞ、ダイレクトマーケティングの真骨頂ではないでしょうか。



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    Author

    Yoshihiro Mashiyama

    広告、セールスプロモーション、コピーライティングなどを経験。リスティング、ウェブバナー、印刷広告、DM、FAXDM、メルマガなど、あらゆるダイレクトレスポンス媒体を用いてマーケティングを行う。

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